短編小説・元カレ

堀越 璃子


マリモの元カノ。

身長170センチの巨乳美女。37歳。

元・大手メーカー研究員の才媛。

夫を喪い、夫の家族との折り合いの悪さから、2歳の娘を連れ、両親を頼って上京する。

マリモのことは「シド」と呼ぶ。

堀越 獅童


通称:マリモ

以前はシドと呼ばれていた。24歳。

璃子の元カレで、いまは凛子と交際している。

璃子の夫、タカトシとは従兄弟で、周囲が見間違うほどによく似ている。

凛子


マリモの今カノ。同じ職場のお姉さん。

26歳だが、童顔で未成年に見えるため、リコは20歳前後だと勘違いしている。



Story line


夫が死んだ。まだ、24歳だった。

夫が遺した土地と家と会社と家族、それに2歳になる娘……すべてを抱え込んでしまった、専業主婦3年目、37歳の璃子。

そんななかで、璃子は夫にそっくりな「元カレ」と再会する。

夫の遺した姑たちと、上手く折り合わない璃子は、ついに夫の家を出て、両親を頼って上京する。

だが、3年間音信不通にしていた両親が住んでいた家がなく……

璃子は、途方に暮れてしまう。

そんななかで璃子を助けてくれたのは、偶然にも「元カレ」の今カノだった……。